先日、素敵なお問合せをいただいました。
蘭の名前についてのご質問でした。
蘭の名前は学名以外にあまりなく、
日本では胡蝶蘭とか、カトレア、デンドロビウムは有名ですが、
それ以外の蘭の名前って、あまり聞いたことがないですね。
蘭の世界は、蘭愛好家の方達がそれぞれに育てておられるケースが多く、
あまり一般的にお店に並ばないようです。
特に日本では、町中でたくさんの種類を見ることがないので、
LTOEのエッセンスを見ると「これ全部、蘭なんですか?」とよくご質問を受けます。
サロンにズラリと並ぶ蘭のエッセンス達をみるのは、なかなかな圧巻(笑)
お客様がご質問になられた蘭は「オーキッド メタル エレメント」に使われているもので(写真)、
実は私も、いつもこの蘭の美しい写真に目がうばわれながらも、
名前を調べていなかったので、さっそく検索してみました。
学名のCycnodes Wine Delightを調べてみると、
なんと日本ではタケノコ蘭と呼ばれる種類だということがわかりました。
ラン科の中でもバルブが筍のように太く、立派な茎になる種類なのだそうです。
知りませんでした~~。
Wine Delightという名前のとおり、
深いワイン色が本当に美しい蘭ですね^^
タケノコ蘭にも色々な花があり面白くなって色々調べていると、
あれ?どこかで見たことがあるような、、、?
それは、「ライジング アゲンスト ザ ダーク」に使われている黒い蘭、Fredclarkeでした、、!
おお~~~~。
植物の世界でも珍しい黒い蘭。
タケノコ蘭の種類だったんですね。
ちょっと感動しました♪
そういえば、とても太い立派な茎にお花が咲いています。
そこでFredclarkeを調べると、
なんと2002年に登録され世界デビューした新しい蘭で、
タケノコ系の中でも一番有名な蘭だとありました。
アメリカの蘭園がこの蘭を誕生させ、日本の世界らん展で初めて販売されたそうです。
一株なんと数万円もしたとか。
すごいですね~。
このように蘭の世界は、少々マニアックなのですが、
その恩恵は素晴らしいですね。
またゆっくり蘭の世界を植物的にお勉強していきたいと思っています。
よいきっかけをくださったお客様に感謝申し上げます^^
蘭の世界
2025年3月14日
